メンタルヘルスを悪化させる要因
エンジニアのメンタルヘルス
うつ病に悩まされているエンジニアが多いことは、業界内ではよく知られた話。IT業界で働くエンジニア特有のストレスがうつ病を誘発していると言われていますが、実際にどんなストレスがあるのでしょうか。フリーランスになって健康的な生活を送るためにもしっかりと掘り下げておきましょう。
エンジニアのストレス
長時間労働ってかなりのストレスですよね。「エンジニアといえば残業」みたいなイメージを持つ人も多いように、IT業界ってブラックな職場がまだまだいっぱいあるんです。生粋のブラック企業じゃなくても人手不足からブラック風の労働環境になってしまうこともあり、人が足りないぶん1人あたりの業務量がどうしても増えてしまうのでいつも仕事に追われている感じになってしまいます。
ITの分野は技術の進歩がとにかく早く、目の前の仕事に追われながら新しい技術についての情報をアップデートしていかなければならないのがエンジニアのツライところ。一度スキルを身につけたら一生それが通用するような世界じゃないから大変です。企業間の競争も激しい上に求められることもハイレベル、納期も厳しいとくれば、エンジニアのプレッシャーは何倍にも膨れ上がってしまいますよね。無理難題を押し付けてくる上司とクライアントに挟まれたらどこかへ逃げ出しちゃいたくなっても当然のこと。十分な休息があればまだしも、まともに休みすら取れない状況でメンタルを正常に保てるほうが不思議なぐらいです。
自由がないエンジニアは注意
エンジニアの仕事はある意味受け身で、どうやって仕事を進めていくかの裁量がなく、頼まれればやるしかないような仕事がほとんどです。さらに、どこからどこまでがエンジニアの仕事なのか、業務の線引きが難しい面もあります。どんなに忙しくても、上から期限を言い渡されればその通りにするしかなく、自分のペースで働くことができません。自分を押し殺してひたすら求められることを全力でこなし続けていればメンタルの消耗度もかなりのものになってしまいます。
業績も労働環境もいいホワイト企業のエンジニアならそこまでのことにはならないものの、ギュウギュウに押さえつけられている下請けの下請けで働くエンジニアには快適に働く自由などありません。そこまで厳しい環境に身を置き続けていれば、どんなに強健な人でもうつ病になる可能性があります。うつ病のようなメンタルヘルスの不調は誰にでも起こる可能性があります。自分に完璧を求めず、必要であれば身近な人に助けを求めてみるなど、早い段階でメンタルの異変に対応できれば悪化を防げるかもしれません。
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