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デスクワークが及ぼすエンジニアの健康リスクって?

デスクワークで死亡のリスクが上昇?

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死に直結することもある座りすぎの健康リスク

デスクワークがメインになりがちなエンジニアにとって、「座りっぱなし」からじわじわくる健康リスクってすごく怖いんです。比較的自由度の高いフリーランスエンジニアならともかく、働く時間が決められている会社員は座りたくなくても座るしかないのがツライところです。実際、長時間労働が多い日本には座りっぱなしの状態になっている労働者が大勢いるんです。
長く座り続けることが問題になりはじめたのは2000年以降のこと。インターネットがものすごいスピードで普及し、業務システムの整備も進められてきたプロセスと並行しています。パソコンがあれば多くの業務がこなせてしまうので「仕事イコール座り続けること」になってしまうんですね。オーストラリアでは座りすぎに警鐘を鳴らすキャンペーンなども行われているそうで、今や「座りすぎ問題」は国際的な労働問題になっている状態です。この問題の解決に向けて素早く動いたのがイギリスで「仕事中少なくとも2時間は座らない時間を作り、立ち歩く時間をできるだけ増やす」よう国民に勧告しました。また、アメリカではスタンディングデスクを取り入れるIT企業も浸透しつつあります。

運動しても追いつかない!

座りすぎは、肥満や糖尿病、高血圧や循環器系の病気、がんなどの病気による死亡リスクを格段にアップさせます。がんの中では大腸がんや乳がんのリスクが上がるという説もあるのだとか。
デスクワーク中は足の筋肉がほとんど動かない状況です。「ふくらはぎは第二の心臓」なんていわれますが、歩かない心臓には血液を送るポンプ機能も止まってしまため、そのままほっておけば血栓が詰まってしまい、最悪の場合は死んでしまう可能性も出てきます。太ももの筋肉が動かないと糖の代謝や脂肪分解酵素の働きが低下してしまうので肥満や糖尿病リスクも急上昇してしまったり…。
ある調査結果によると、座っている時間が長ければ長いほど健康リスクは高くなり、1日の座っている時間が8時間以上の人が1日に30分程度の軽い運動を毎日続けたとしても、座っている時間が1日4時間未満の人の水準には追いつかないそうです。

日本は世界で一番デスクワークが長い国

40代から60代の日本人の平均座位時間は8〜9時間。働きすぎていることで有名な国だけあって、座っている時間の長さも堂々の世界一です。健康に対する興味関心がひときわ高い国なのに、健康に悪いライフスタイルが確立されてしまっているのは少々残念な感じもしますよね。真面目に仕事をすることは大切ですが、健康リスクとのバランスについてもっと真面目に考えたほうが良さそうです。

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