目の疲れを解消！エンジニアのためのアイケア対策

作業環境を確認

まず見直したいのが、日々の作業環境です。ちょっとした工夫で、眼への負担をグッと減らすことができます。たとえば、モニターの位置。低すぎるとうつむき加減になり、首や肩だけでなく、眼にも負担がかかります。画面の上端が目線か、やや下になるように調整してみましょう。モニターの明るさも重要です。周囲の明るさに比べて明るすぎたり暗すぎたりすると、眼は常に調整を強いられ、疲れやすくなります。周りの明るさに合わせて、ちょうど良い明るさに設定しましょう。
さらに、パソコンとの距離も大切です。近すぎると眼に負担がかかるだけでなく、姿勢も悪くなってしまいます。腕を伸ばした時に指先が当たるくらいの距離を目安に、椅子や机の高さを調整してみてください。画面が小さくて見づらい場合は、デュアルモニターを導入するのも一つの手です。画面が大きくなることで、眼を凝らさなくても文字やコードが見やすくなり、眼の負担を軽減できます。たとえば、プログラミング作業を省スペースで行いときに適していると言われる24インチのモニターを2台並べて使うことで、作業効率もアップし、目の疲れも軽減できるでしょう。

休憩の重要性

集中して作業を進めていると、つい休憩を忘れてしまいがち。しかし、目の健康を守るためには、こまめな休憩が不可欠です。作業中は、意識的にまばたきをすることを心がけましょう。まばたきは眼の表面を涙で潤し、乾燥を防ぐ大切な役割を果たしています。また、市販の目薬も効果的です。ドライアイ気味だと感じる方は、人工涙液タイプやヒアルロン酸配合の目薬で眼を潤しましょう。さらに、温めたホットアイマスクで眼を温めるのもおすすめです。眼の周りの血行が促進され、リラックス効果も期待できます。目の周りのマッサージやツボ押しも効果的です。睛明（せいめい）と呼ばれる目頭と鼻の付け根の間を優しくマッサージしたり、こめかみのくぼみにある太陽を指で押したりすることで、眼の疲れを和らげることができます。
そして何より大切なのは、しっかりとリラックスする時間を作ること。好きな音楽を聴いたり、軽いストレッチをしたり、気分転換をして心身ともにリフレッシュしましょう。質の高い睡眠も重要です。睡眠不足は眼の疲れを悪化させる原因となります。毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保することで、眼の健康を守りましょう。できれば7時間程度の睡眠を心掛けたいところです。

定期的な眼科受診

どんなに気を付けていても、眼の状態は少しずつ変化していくもの。だからこそ、定期的な眼科受診が大切です。視力検査や度数確認を行い、自分に合った眼鏡やコンタクトレンズを使用しましょう。見えづらさを我慢していると、眼に余計な負担をかけてしまいます。また、年に一度は眼科検診を受けて、眼の健康状態をチェックしておくと安心です。眼精疲労は、放置すると深刻な眼疾患につながる可能性もあります。ご紹介したアイケア対策を参考に、日頃から眼の健康に気を配り、快適なエンジニアライフを送りましょう。

エンジニアの健康法「眼精疲労の対策」